◆コーヒーブレイク 昭和初期の病院の窓
by earybird | 2007-05-28 22:13 | 病院 診療所 | Comments(8)
とっても立派な病院ですね。
室内の雰囲気もとっても良いですね。
それしても、昭和2年の日本橋、病院のまわりになにもないですね~。
今の風景からは考えられません。
恐らく、永井荷風が一時期通っていた病院だと思います。だとすると、写真で拝見するのは初めてです。2枚目の優雅な待合室を見るにつけ、富裕層向けの病院だったのでしょうかね。
荷風の「断腸亭日乗」には、
「この日中洲病院に行きて薬を求むる」(昭和3年8月24日付)
といったような記述が何度も出てきます。
お待ちしておりました^^ やはりそうでしたか!?
昨年、入手した昭和初期の本の一冊です。
先日、立ち読みで荷風は中洲病院の大石貞夫院長に
大正期からかかっていたという記事を目にしました。
この本に大石貞夫院長の「病院の建築について」という
あとがきが書かれてます。
大石院長の専門は産科、婦人科、泌尿器科のようですが
昔の町医者、なんでも見たんでしょうね。